今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- ハイローストとは何か
- ハイローストの美味しいいれ方
- ハイローストに焙煎するコツ
- おすすめの豆&粉
本記事の信頼性
コーヒー豆研究所(@topcoffeelab)ではコーヒーの専門家が監修しています。コーヒーをこよなく愛し続けて約8年。バリスタとしての経験がありながら、現在はコーヒー豆&粉の専門家として日々活動中です。独自ブランドのコーヒー豆も販売中。
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ハイローストを知る前に!そもそもローストとは?

ハイローストを知る前に、そもそもローストとは何か理解しておく必要があります。
ローストは英語に直すと「roast」。
この「roast」は「焙煎」や「あぶる」という意味があります。
つまり、ここで言うローストとは、コーヒー豆(生豆)を焙煎するという意味です。
浅煎りや深煎りといった表現は焙煎度合いによるもので、コーヒー豆の特徴や飲む方の好みによって決まります。
焙煎(ロースト)度合いは8段階
焙煎度合い | ロースト時間 | 味 |
---|---|---|
ライトロースト | 短い ↓ | 酸味が強い ↓ |
シナモンロースト | ||
ミディアムロースト | ||
ハイロースト | ||
シティロースト | ||
フルシティロースト | ||
フレンチロースト | ||
イタリアンロースト |
コーヒー豆の焙煎度合いに応じて以下の8段階に分かれています。
上の表がロースト度合いを表したものになります。
ハイローストは中煎りと呼ばれ、4段階目になります。
浅煎り
ライトローストとシナモンローストは浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合い。
この状態ではコーヒーの風味はかなり弱いです。
中煎り
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態になると茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いので、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
深煎り
シティロースト、フルシティロースト、フレンチローストの順で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合いです。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よく、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いことでも有名。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
詳しくは「コーヒー豆のローストとは?焙煎の違いは全部で8段階【初心者必見】」の記事をチェック!
https://coffee.kasoutuka-challenge.com/roast-bea
ハイローストとは?

先程もご紹介しましたが、ハイローストは8段階中、下から4番目の焙煎度合いを表します。
そのため、非常にバランスのとれた焙煎度合いです。
酸味が強めに表れていたミディアムローストまでに比べると、より苦味が強く酸味とのバランスも良いです。
また、市販のコーヒー豆として一般的です。
キリッとした強い苦味というよりは、柔らかな口当たりのスッキリした苦味が特徴的です。
カフェにも使われる焙煎度合い
ハイローストは、よくカフェにも使われる焙煎度合いです。
そのため、あなたが家庭やカフェで口にしているコーヒーは、ハイローストのコーヒー豆で作られたものが多いはずです。
癖がなく「万人受け」コーヒー豆なので、好みがわからない人に提供するコーヒーとして、ふさわしいというわけです。
ハイローストの由来
ハイローストの由来に関しては、未だ解明されていません。※2020年12月現在。
しかしながら、北欧や日本で人気の焙煎度合いであるシティローストの「シティ」という名前の由来は「ニューヨークシティ」から来ています。
「City roast」と「 New York City」の「City(シティ)」が一緒です。
この繋がりから付けられたという説もあれば、単純に焙煎度合いが「high(ハイ)」という意味で付けられた説もあります。
ハイローストの美味しいいれ方

ハイローストの美味しいいれ方をご紹介します。
今回は最も一般的な淹れ方である、ペーパドリップのいれ方を解説。
ハイローストは深煎りのため、中煎りにおすすめの淹れ方は以下の通りになります。
- 蒸らすために、30mlのお湯を注ぐ
- 20秒が経過したら、抽出開始※フィルターにかからないように「の」の字を描く
- 4回に分けてお湯を注ぐ
- 約2分秒で注ぎ切る
- 少したったら抽出終了
- 抽出されたコーヒーをかき混ぜて完成
ポイントとしては素早くお湯を入れること。
すぐにお湯をいれてしまうと、お湯がたまってしまいその間に渋みが生まれてしまいますが、今回はハイローストで中煎りです。
中煎りの場合は素早くお湯をいれて、4回に分けてお湯を注ぐことでコーヒーらしい苦味を出すことができます。
焙煎度合いで淹れ方が変わる理由
焙煎度合いで淹れ方が変わる理由は2つあります。
コーヒー豆の比重の違いと、風味がお湯に溶け出すスピードの違いです。
浅煎りコーヒー豆と深煎り豆では、浅煎り豆の方が比重が重く、「酸味」は、早くお湯に溶け出します。
しかし深煎りコーヒー豆に特徴的な「苦味」は溶け出すのに、時間がかかります。
この違いがあるため、焙煎度合いで淹れ方が変わるというわけです。
- 浅煎りの主役は酸味
- 中煎りの主役はバランス(酸味と苦味)
- 深煎りの主役は苦味
このことを覚えておきましょう。
ハイローストに焙煎するコツ

ハイローストに焙煎するコツは何より、ハゼのタイミングを掴むことです。
ハゼとは、焙煎中のコーヒー豆に見られる現象です。
焙煎を進めていくことによって、コーヒー豆の内部の水分が蒸発していきます。
そこで「カラメル化」という現象が起こります。
この「カラメル化」は、コーヒー豆に含まれる糖類が熱を加える酸化により、香ばしい焦げの風味になることを指します。
このハゼのタイミングによって、それぞれの焙煎度合いを調整することができます。
ハゼのタイミング
ハイローストは1ハゼ(パチパチという音)と2ハゼ(ピチピチという音)の中間ぐらいのタイミングで焙煎しましょう。
実際にタイミングのアドバイスはこれに付きます。
是非自分で焙煎機を購入して、試してみてください。
おすすめの焙煎機は「【完全版】コーヒー焙煎機のおすすめ11選!自宅で本格的に楽しめる」の記事をチェック!

ハイローストに合うおすすめの豆&粉3選
ここではハイローストに合うおすすめの豆&粉3選ご紹介していきます。
ハイローストはバランスが取れたコーヒー豆なので、どんなコーヒーにも合いますが、筆者がこれまで飲んできた経験をもとに厳選しました。
まとめると以下の通り。
- 土居珈琲 初めてのセット
- スターバックス ブレンド コーヒー
- 澤井珈琲 ブレンドフォルテシモ・ビクトリーブレンド 2種セット
1つ1つ解説します。
1. 高品質なコーヒーならコレ「土居珈琲 初めてのセット」


最初にご紹介する、ハイローストに合うおすすめのコーヒー豆&粉は「土居珈琲 初めてのセット」。
土居珈琲は、創業40年以上のコーヒー専門店です。
優れた焙煎技術を持っており、日々研究が行われています。
そんな土居珈琲の人気銘柄2つをセットにしたのが「土居珈琲 初めてのセット」。
- グァテマラ カペティロ農園
- エルサルバドル ラ・レフォルマ農園
グァテマラ カペティロ農園
苦味 | |
---|---|
酸味 | |
甘み | |
コク | |
香り |
エルサルバドル ラ・レフォルマ農園
苦味 | |
---|---|
酸味 | |
甘み | |
コク | |
香り |
価格は200g入りで¥3,052。
まずは「土居珈琲 初めてのセット」を1つ通販してみることを強くおすすめします。



2. 有名カフェの味を自宅で堪能「スターバックス ブレンド コーヒー」


続いてご紹介する、ハイローストに合うおすすめのコーヒー豆&粉は「スターバックス ブレンド コーヒー」。
あの有名なカフェ、スタバの味が自宅で楽しめます。
コスパが高く、香りや味にクセがないのでとても飲みやすくなっています。
コストコなどのスーパーにも販売されています。
価格は1130g入りで¥2,477。
3. コスパ抜群「澤井珈琲 ブレンドフォルテシモ・ビクトリーブレンド 2種セット」


最後にご紹介する、ハイローストに合うおすすめのコーヒー豆&粉は「澤井珈琲 ブレンドフォルテシモ・ビクトリーブレンド 2種セット」。
- ブレンド・フォルティシモ
- ビクトリーブレンド
以上の2種類のブレンドを楽しめる、澤井珈琲のセットコーヒーになります。
量が多いので、家族がいる方は特におすすめです。
フォルティシモは、香ばしさとあっさりとした風味が特徴の優しいブレンドです。
一方ビクトリーブレンドは、コクが強くカフェオレなどにおすすめ。
価格は、2kg入りで¥2,999とお買い得。
ハイローストだけじゃない!より美味しくコーヒーを飲む方法


より美味しく飲むにはハイローストという焙煎度合いだけに囚われることは、あまりよくありません。
コーヒーには焙煎度合いに加えて、豆の種類、銘柄、生産地によって様々な味わいを魅せてくれます。
特にコーヒー豆の種類を覚えるだけでも、コーヒーの魅力はまた一段と面白くなります。
コーヒー豆の種類は大きく分けて3つあります。
- アラビカ種
- ロブスタ種
- リベリカ種
この3つの違いを理解しつつ、焙煎度合いが分かればよりコーヒーをもっと楽しめるはずです。
より詳しく知りたい方は「アラビカ種とロブスタ種の違いとは?コーヒー豆の品種の特徴を解説」の記事をチェック!



ハイローストの本当の魅力に触れてみよう!


いかがだったでしょうか?
「ハイローストとは?美味しいいれ方からおすすめまでご紹介【決定版】」というテーマでお伝えしました。
ハイローストは焙煎度合いのことを示し、8段階でいうところの4段階目です。
味の特徴としては、可もなく不可もないと言った感じです。バランスが取れていてどんなものに合うのが特徴でしょう。
カフェや家庭用のコーヒーとしても使われているので、日本人には馴染みがあるコーヒー豆かもしれません。
そのため、エントリーモデルとしてもハイローストはおすすめです。
是非今回ご紹介したコーヒー豆&粉を参考にしながら、ハイローストの本当の魅力に触れてみましょう!